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事務仕事をいくつか片付け、作付プランを練り直し、無頓着に注文していた消耗品の相見積調べたり。
パソコンの前に座って、こうしてゆっくりとブログを書く時間がつくれたのも大きいですねぇ。
FBは瞬発力があるけど全く何も考えずに更新してしまう、書きたいことはたくさんあるのにね。少しずつupしていこうと思います。
昨日はいろいろな方からいろいろなモノをいただきました!
ご近所の方からトマトの苗、仕出し屋さんから巻き寿司や鯖寿司、湯葉屋さんから汲上湯葉など、お友達からホッケやお菓子などなど。
うれしいなー!!
ひとつも料理することなく晩ご飯がいただけました(笑)どうもありがとうございます!!
大原朝市の湯葉屋さんと仲良くなれたのは嬉しいこと。
写真は湯葉。
手前の潰れたような湯葉は汲上湯葉と言います。
豆乳を温めて湯葉を引き上げるのだけど、その温度が上がっていないタイミングで文字通り“汲み上げる”湯葉のことを言うそう。
これはですね…めちゃウマです!食感は舌に絡まるようなねっとりもっちりな感じ。生姜じょうゆでデザート感覚で食べられます。
湯葉屋さんとはおからを通して仲良くなれました。
おからはご存知のとおり豆腐を製造する過程で必ず出てくる搾りカス。食用としての使途もあるがそれはごく一部、現在ではそのほとんどが産業廃棄物や家畜の飼料として処理されているらしいです。
ボカシ肥をつくりたいなぁと思っています。
堆肥として畑全面にまけるほどの期待はまったくもってしていないのですけど、楽しいやんねそういうことして遊ぶの(笑)
その材料としておから。
湯葉とおからが全然結びつかなかったんですけど、畑におからを使わない?と湯葉屋さんからお話いただきまして、あ!おからや!と。
おからはウジがわきやすいので温度管理、水分管理技術の向上が否応なしに求められます。うん、楽しみです!
嬉しいお声がけをありがとうございます(^^)
…さて、お声がけと言えば。
本。
ある新聞社の記者さんが畑を突然に訪ねてくださって貸してくださいました。
その方のプライベートに深く関わるお話なのでお話した内容は詳しくは書けません。
一年前に少しお話しただけの音吹にこそ読んでもらいたいと訪ねてきてくれたこと(僕はお会いしたことをすっかり失念していた…)、そしてその方の今後の人生に音吹が何らかの形で関われるかもしれないこと。
なんと言うのが適切なのか分かりません。
嬉しいでは不謹慎な気がする。ありがたい…が近い、のかな。
その方とお話したのはほんの数分でしたけど、ここのところ考えていた様々な思いが交錯しました。
先日には福島からお友達が再訪してくれました。
放射線量気にしながらの生活のお話、福島で生きていく、それも食や農と関わりながら生きていくというお話などなど。
人が自身の人生の方向を選択する時って、ものすごいエネルギーがいります。被災した方々をはじめ、人生の方向転換を余儀なくされた人たちってたくさんいるのでしょう。
自分で人生を選択することに慣れていない人にとっては、(たとえば被災後)もしかしてなすがままなされるがままに歩んでいる人もいるかもしれないけれど、僕がここのところ出会う人の多くは、それを乗り越えて自分の意思で歩こうとされています。
別に何も転換点は震災だけではなく、ですよ。
そうした方と出会い、そうした方に何らかの形で音吹が関われる・影響を与えることが出来ている(かもしれない)のは“ありがたい”ことなのです。
自分が農と出会い、農に生きていこうと決めたのは100パーセント前向きな気持ちからではありません。誤解のないように言いますが、野菜づくりは楽しいしプライドをもって仕事に挑んでおりますよ。だけど現代ビジネス社会の中ではオレは絶対に生きてけんと、逃げた部分も間違いなくありますもの。
うん。
まぁそんな逃げてしまった弱っちい自分ではあるけど、でもその存在理由みたいなものを見出して頑張っていけるのは、そんなすごい方々が自分を見つけ出してくれて・そして関われて、みたいな動きがわりとたくさんあるからなのかもしれないな。
あのー、僕は正直言うと人付き合いが決して得意なほうではなく、群れてる人がいると離れてしまいたくなるような性格ではありますが、その分個々人とはしっかり向き合おうと努力しますので、人生に農が必要なのかもしれないと思われる方は遠慮なしに頼って来てくださいね。
菜の花の中を掻き分けるポン。
この笑顔。
さぁ寝ようかな。
(じゅん)
久しぶりに事務仕事の時間をつくることができました。
まずは、忘れがちにも程があるぜ!毎週木曜日開催、京都の街中でこっそりマルシェ告知!
気を付けます(-_-;)
写真は冬の野菜。
今年の夏はドライアイテムも並べるよー!!
来てね!
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第15回!
※いったい何回目なのかよくわからなくなっておりましたが、数えてみると次回のマルシェで
15回目になるようです。おー。
音吹畑の音吹くマルシェ♪@Dai's Deli & Sandwiches
5月16日(木)
11:00 〜 15:00頃(売り切れ次第おしまい)
■京都大原の有機野菜
■もちろんオーガニック!野菜やハーブの苗
■お手製のジャム
Dai's Deli & Sandwiches (ダイズデリ&サンドイッチ)
TEL075-254-0777
京都府京都市中京区姉小路通衣棚西入ル突抜町140
月〜土11:00-20:00
日曜休
音吹畑
TEL075-201-9198
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読みたくて読みたくてたまらなくて久々に単行本を新品で入手、貪り読んだ。
解体工から電気設備技師、木挽やカーペット張りに至るまで、建設現場に関わる様々な職人たちのインタビュー集。
こんな業種があるんだー、この業種にはこんな実態があるんだーっていちいち感心し、そして心打たれる。
決して前向きな仕事に対する思いばかりが書かれているわけじゃない、というかむしろそれぞれの現場が如何に報われないか…そんな嘆きや諦めの言葉の多いこと!
帯びコメント。
「この仕事のやりがい?そういうものは、なければないで一向に構わないんじゃないですか」鳶・土工の親方井上さんの言。
やりがいとか関係ねぇんだよ、家族養うために必要なのは夢じゃねぇ金だ、って。うおお…!!
クリエイティブだ何だとか、人とのつながりがあるからこそ何でもできるんだとか、もうそういう仕事論を聞くことには正直言うと食傷気味だったりする。
そんな薄っぺらなことしか自分も言えないから余計に。
今の時代、生きることに苦労しなくていい。
現代人が求める、考えようによっては甘えられる環境があるからこそ浸っていられるクリエイティブな世界、そんなのとは全く無縁の職人たち。
だからこそ…
ただ生きるためにマニュアライズされた技術をひたすらに続けてきた過程で刻まれる顔のシワの魅力!
何年も何年も現場に立ち、時代の移り変わりに翻弄されながらシビアな納期とクライアントの無茶な依頼に応え続ける過程で生まれた数々の言葉の重み!
いや、たまりません。自分にとって、まさに今このタイミングで読むべき本でした。
知られざる職人たちの仕事。世間はもっとスポットライトをあてるべきだ!